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2019.05.14

《参院選・注目候補者》有権者への説明責任果たすーいそざき陽輔氏

政治家は日々、言論活動を繰り返している。国会での質問、答弁はもちろん、国会の外においても、党内や官庁とのさまざまな調整、折衝など政治家と「言葉」は切っても切れないものだ。有権者に対してもそうだ。それが話し言葉であっても、書き言葉であっても、政治家は自分の考えや取り組み、時には人となりが分かるような説明をすることが求められている。

 

有権者との会合はもちろん、そのために開くのであって、そこで有権者に自らの考えを理解してもらう。現在のようなWeb時代なら、自身のホームページなどを活用して情報発信すれば、有権者に理解してもらうということが可能だ。

 

理解してもらうということは一面、難しいことでもあり、もし「情報発信して有権者の返発を買うことになるのでは」などと思えば、途端にそのようなこともできなくなる。その結果、有権者との距離が開くこととなる。

 

参院大分選挙区では、安達きよし氏といそざき陽輔氏の出馬が取りざたされているが、いそざき氏は、有権者に理解を求める活動という点で多くの政治家の中でも稀有な存在だ。

いそざき氏は自治省入省後、総務省大臣官房参事官を最後に退職し、参議院議員を2期務めている。当選後は、文教科学委員長や、国家安全保障担当内閣総理大臣補佐官、農林水産副大臣、議院運営委員会筆頭理事などを歴任している。自治・総務官僚だっただけに地方行政に深い知見を持っているのは当然だが、国家安全保障担当内閣総理大臣補佐官、自民党の憲法改正推進本部副本部長も経験しており日本を俯瞰できる〝大型〟の政治家として期待が集まっているという。

 

さて、そうした経歴とは別に特筆すべきなのが、いそざき氏が自身のホームページで、自身の考えや活動記録などを熱心に掲載していることだ。

最近の政治家のホームページは、デザインは凝っているものの中味はスカスカというケースが多いが、いそざき氏の場合は、デザインは古臭いというか、素人臭いことは否定できないが、掲載している情報は有権者にとってもためになるし、いそざき氏の人となりが分かる。「原稿を書くだけだろ」という声が聞こえてきそうだが、現実はなかなかできるものではない。

 

「私の主張」というコーナーには、憲法9条2項問題の解説があるかと思えば、少子化についての小論も掲載されている。

また、森友学園問題に絡み、証人喚問される財務省の佐川元理財局長に宛てた手紙という形式で「あなたと私は直接の面識はありませんが、役所は違ってもほぼ同じ時期に霞が関に籍を置いていた者の一人として、お願いがあります。どうか、証言に当たっては、あなたの知っていることを洗いざらい明らかにしてください」「あなたが正直に発言した結果、本当に大変なことが起きるのであれば、私たちも覚悟しておかなければなりません。忖度云々の話は別にして、私は、森友学園事件に政治的介入はなかったと信じています。しかし、万一それが真実でなかったのならば、例えそれが安倍政権へ影響を与えるものであったとしても、私は覚悟を決めます。どうか本当のことを語ってください」などと綴っている。

 

また、日々の活動記録も、丁寧に有権者に分かるように書いている。

これだけ日常的に情報を発信している政治家は、そうそういないだろう。こういう政治家こそ信頼でき、国政をゆだねるべき存在なのだろう。

 

(terracePRESS編集部)

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