事実をでっち上げ批判する小沢一郎氏は政治家か
立憲民主党の小沢一郎氏が、ツイッターで菅政権や安倍前首相への批判を強めている。小沢氏は立憲民主党と国民民主党の合流劇では媒介役になったと言われ、新しく発足した立憲民主党による再度の政権奪還を目指している。しかし、小沢氏と言えば、すでに世間では「終わったコンテンツ」、つまりオワコンだ。ツイッターで政権などを批判するしかないのだろうが、事実を捻じ曲げたり、でっち上げたりしてまで批判する姿勢は、もはや政治家とは言えないし、見苦しいだけだ。
小沢氏は5日、ツイッターで「この国は今や間違いなく先進国でない。この8年間で稀に見る恥ずかしい国になってしまった。安倍前総理のレガシーは、総理が何をやっても許されるように捜査機関までが忖度し、時に犯罪まで簡単に揉み消す正に最悪の政治。一体どこでどう間違えたのか、皆が考える必要がある」などと発信した。
しかし、捜査機関が安倍首相に対して忖度したという事実はどこにあるのか、「時に犯罪まで簡単に揉み消す」などという事実は、どのように確認したのか。確認すらしない情報を発信し、〝政敵〟を貶めるのは、もはや妄言、デマゴギーでしかない。政治家に本来求められるはずの政策論争すらできないのだろう。
そういう意味では、小沢氏自身がオワコンであることを自ら示しているともいえる。
こうした小沢氏の〝政治姿勢〟にはSNSなどで批判が高まっている。
「過去の自分の行いは棚に上げてべらべらと政敵を貶めるような発言ばかりの年寄りのほうが余程恥ずかしい」
「党がタダの批判勢力に成り下がっている現実を見ないでまだ政権批判しているんですか? 自分達の醜さを認識した方がよろしいかと。野党の今の堕落を改革するつもりは無いんですかね?気楽なもんだ」
「小沢氏は自民党政権を批判する前に、自身が大幹部であった悪夢の民主党政権を総括するのが先ですね。原発事故の対応及び中国違法漁船船長釈放問題等を、まず総括してから自民党政権を批判するべきですね」
「旧民主党から自民党に政権が変わって以降、野党の劣化が酷くなりました。昔は、多少なりとも政策の議論がありましたが、今の野党は反対するのみ。野党の重鎮と言われる方は、ツイッターで呟くのみで、まともに行動せず。本当に恥ずかしい国になってしまいました」
小沢氏の〝発言〟はデマゴーグにすぎないが、小沢氏に対するこうした批判は、いずれも的を得たものばかりだ。
米国や英国は、それぞれ共和党と民主党、保守党と労働党というように2大政党が存在している。日本でそうした2大政党制が定着しないのは、野党の責任だ。現実的な政策はそっちのけで、政権批判だけしかしない政党は、もはや国民のことなど一顧だにしないのだ。
(terracePRESS編集部)