衆院大阪12区補選に無所属で出馬した共産党員の欺瞞

衆院大阪12区の補欠選挙に、共産党の比例近畿ブロック選出の現職衆院議員だった宮本たけし氏が、無所属で出馬した。現職議員をやめ、再度選挙区から出馬したのは、安倍政権への対立軸として無所属で立候補することで、野党共闘を呼びかけるためだという。

事実、宮本氏は、演説などで「共産党公認が障害になるというのであれば無所属で市民と野党の候補として12区補選に立つ」などと訴えていた。

 

しかし、この立候補は、宮本氏がどのように説明しても有権者を欺く欺瞞でしかない。

そもそも、宮本氏はガチガチの共産党員だ。18歳で日本共産党に入党し、民青の地区専従者、参議院議員、党中央委員、衆議院議員と共産党の主流を歩んできた。高校生時代から民青に入って活動しており、筋金入りの共産主義者と言っても過言ではないだろう。

 

共産党はそもそも科学的社会主義、統制経済を目指している政党であり、共産党の行きつく先には、自由も民主主義もあり得ない。そうした主義主張を持っている人間が〝無所属〟で立候補するのは有権者を欺く行為でしかない。

 

宮本氏のツイートに「本気で倒す覚悟の勝負」とのタグが付いていたことに「スクラップだけじゃだめなんです。ビルドを訴えてほしい」との声が寄せられていたが、宮本氏の本音は、筋金入りの共産党員であるだけに、党の綱領にあるように「社会主義・共産主義の社会」を目指すということなのだろう。その思想信条からすれば、断じて無所属候補とは言い難いのではないか。

 

また、共産党の機関紙である赤旗が宮本氏を応援する特集を組んだり、各界から支援するメッセージを掲載したりしているが、これも無所属が〝仮面〟であることの証だ。一般の有権者がイメージする無所属とは全く違う。あくまでも共産主義の仮面をかぶった無所属候補だ。

 

宮本氏の出陣式には共産党以外の立憲民主、国民民主、社民、自由の議員らが参加したが、これらの政党も、宮本氏と共産党の有権者を欺く行為に便乗していることになる。

こうした行為が民主主義の破壊を誘引することになるとさえ気が付かないのは、自らも民主主義を軽視している証拠だ。

 

(terracePRESS編集部)