《参院選・注目候補者》震災教訓に液体ミルク導入した森雅子氏

参院福島選挙区(改選1)では、自民現職で元少子化担当相の森雅子氏と、福島県議会議員を2期務めた水野さちこ氏が出馬するとみられている。

 

しかし、森氏と水野氏の議員活動としての実績をみれば、森氏の実績が際立っていることは間違いない。有権者が候補者をどう選ぶかという視点で見れば、森氏の実績を評価することが必要だ。

 

弁護士資格を持っている森氏は、金融庁に入庁。総務企画局課長補佐、検査局金融証券検査官などを経て、2007年に参議院に当選している。東日本大震災があった2011年には参議院法務委員会理事とともに、東日本大震災復興特別委員会の理事も務めており、被災地選出の議員としては欠かせない存在となっている。

 

第二次安倍内閣では女性活力・子育て支援担当大臣として初入閣し、1年8カ月にわたり、女性活力の推進、子育て支援という日本が現在、対策が不可欠となっている課題に取り組んでいる。

 

大震災から8年目の2019年3月11日に、日本で初めて液体ミルクが発売されたが、これも森氏の活動の実績だ。

 

東日本大震災の際に、水や湯が不足し粉ミルクが作れないという事態になった。その時に赤ん坊の命を救ったのがフィンランドから届けられた液体ミルクだった。水や湯の不足だけでなく、当時は避難による身体的疲労や精神的ストレスで、母乳が出なくなる被災者も珍しくなかったという。

 

日本ではこれまで液体ミルクは認められておらず、厚労省は頑なに「できない理由」を説明していたが、それに風穴を開けたのが震災を契機に液体ミルクの勉強会などを主催した森氏の活動だ。

どの地域で、どのような災害が起こるか分からない日本で、新たに導入された液体ミルクは、まさに森氏が行ってきた子育て支援そのものだろう。

 

もちろん、森氏は農業についても活動している。2月には南相馬市鹿島区の水田ほ場整備で堰の老朽化現場を視察。国会議員として「政権与党自民党のネットワークを生かして解決して参りたい」としている。

 

国会議員に求められるのは、国政レベルの課題の解決とともに、こうした地元の個々の課題解決への実行力だろう。

 

それを誰に託すかが有権者には問われているのだろう。

 

(terracePRESS編集部)