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2019.11.18

「桜を見る会」前夜祭、立憲の批判は偽メール事件に匹敵する〝大事件〟

「桜を見る会」に関連し、首相後援会が開いた前夜祭の会費が5000円だったことについて立憲民主党が「嘘」と決めつけて、安倍首相を批判している。

「嘘」と決めつけた根拠の一つに、高級寿司店「銀座久兵衛」の寿司がふるまわれたことを挙げているのだが、実は、久兵衛の寿司は提供されていない。それにもかかわらず「久兵衛の寿司も出されているのだから5,000円でできるわけがない」とのデマを振りまいたわけだ。

 

この立憲民主党の「デマ策略」は功を奏し、実際、TBSやテレビ朝日の「あさチャン」「ひるおび」「グッドモーニング」などの情報番組が取り上げ、さも実費より会費が安かった場合の差額供与に当たるとのデマ情報が拡散されたのだ。

 

かつて民主党の衆議院議員が、捏造メールを基にライブドア事件と堀江貴文氏にまつわる国会質問をし、結局はその議員は辞職、党首だった前原誠司氏ら民主党執行部が総退陣した事件があったが、政権に打撃を与えるならウソでもデマでも利用するという立憲民主党や国民民主党は、やはり源流だった民主党と根は同じなのだろう。

 

立憲のデマ策略の構図はこうだ。11月12日に開かれた立憲民主党や国民民主党などの野党の「『桜を見る会』追及チーム」の野党合同ヒアリング。ここで立憲民主党の衆議院議員の黒岩宇洋座長が「様々な証言から、前日には後援会の方達が都内の一流ホテルに集まり、そして会費5,000円で、それ以上のですね、写真で見るからには、寿司屋の久兵衛のですね、お寿司が出たりとか、とても5,000円では賄い切れない、もう、一皿で5,000円の世界ですからね、こういった事が行われている…」 などと大々的に発言。

 

その発言を立憲の中谷一馬・衆議院議員や、石川大我・参議院議員、塩村あやか・参議院議員らがツイッターなどで拡散させ、その情報にテレビ局などのメディアを躍らせる。そうした仕組みでデマ情報を拡散したわけだ。

 

しかし、名前を勝手に使われた「久兵衛」はメディアに対し「うちのすしは出していない。過去何年も調べたが、出ていなかった。間違いだ」と証言しているのだ。

 

実際、前夜祭は複数の丸いテーブルを10人ほどで囲む立食形式で行われ、卓上に置かれた瓶ビールも5本ほどで、カツオのカルパッチョや焼き魚、巻きずしなどが提供されており。久兵衛の寿司のような高級料理はなかったという。

あるメディアが男性参加者に聞いたところ、その男性は「会場はぎゅうぎゅうで5,000円は高い。ぼったくりかと思った」と話したという。

 

野党は、前夜祭の会場となったホテルのパーティープランが「1人11,000円から」となっていることを「5,000円=嘘」の根拠としている。しかし、どのホテルも同様だが、プランに掲げた料金はモデル的な料金で、実際は顧客とのお付き合いの度合いや繁忙期の有無、利用頻度を考慮して料金が決まるのだ。

また、仮に800人の会合でも、立食形式なら800人分の料理は必要なく、500人や400人程度の料理を用意するのが常識だ。

 

立憲民主党など野党は、そうした事実関係は一切無視して、デマ情報を拡散することで世論を味方につけようと考えているのだろう。この立憲のデマ戦略はもはや、偽メール事件と同じ大事件というほかはない。

 

(terracePRESS編集部)

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